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ひとつの区切り。ひとつの節目。
そう考えれば単純な事だ。 いちいち感情を揺れ動かす必要なんて無い。ただ、事務的に捉えればいい。 今まであった特別なものが無くなるだけの事。 それさえも本来ならば許される事ではないのだから、至極当然。 それでも、どうして切ない気持ちが湧き上がるのだろうか。 強い人なら、常識的な人なら、ここで気持ちの整理をつけて次に踏み出すのだと思う。 過去を後悔しても仕方が無いと、諦める事も必要だと。 けれど自分はまだまだ弱い。 前向きになろうと思えばいくらでもできる。だけど、なりたくない。 まだこの場所に留まっていたいのだ。そこに希望など欠片も無いってわかっていても。 なぜなら、ここに留まることが、自分が自分でいられる唯一の方法だから。 ただそれだけ。 でも、それが一番大事。 大丈夫。 未来の無い生き方には慣れてる。 思う事はいつだってただひとつ。 あなたに会いたい。 たくさんの希望に溢れていたあの日。
自分を取り囲む全ての事柄が、輝いていたはずだった。 それを当たり前のように捉えて、何が大事かを忘れて、 大切なものを信じる心を忘れてしまった自分。 あっという間に、全てが指先からするするとこぼれ落ちていった。 掌には空しさしか残らなかった。 何故、あの時、わからなかったのだろう。 全てが奇跡だったのに。 出来る事なら、この日を笑顔で迎えたかった。 唯一無二の喜びを分かち合いたかった。 こんなに苦しい想いを感じるなんて、あの日の私は思いもしなかった。 明るく温かい未来があると信じていた。 ずっと側にいられると信じていた―――。 嘆いても、涙を流しても、幾ら後悔しても、何も変わらない。 そしてこれ以上願っても、望む未来が来ないだろう事もわかってる。 それでも、私は望み続ける。 叶わない願いでも、信じ続ける。 久しぶりに聴こえてきたその音楽に、心が揺さぶられた。
たった数秒で涙が込み上げた。 どこかで我慢していたものが止めどなく溢れてきた。 あの頃が懐かしいからとか、あの頃に戻りたいとか、そういう訳じゃない。 ただ泣きたかったんだと思う。 なんにも無くて、失ったものが多すぎて、からっぽになったままの心の空洞に、そのメロディーはあまりにも酷で。 夜が早く終わりますように。 もうすぐ2011年が終わります。
今年は、あっという間の一年だったと思う。 “疾風怒涛” そんな言葉がまさに当てはまるかのように、走るように時間が過ぎていきました。 でもちょっと、生き急いでしまったかな。 焦り過ぎて、走り過ぎて、 転んで、最後には立ち上がれなくなってしまいました。 年明け早々に、長い間ずっと願っていた夢が叶って。 このまま死んでしまってもいいと本気で思ってしまう位、幸せだった。 目にするもの、触れるもの、体で感じる全ての事が、 愛おしくて、尊く感じられた。 こんな幸福があるんだ、って、初めて思った。 行く先には、希望しかないと信じていた。 こんな未来が待ってるなんて、微塵も考えられなかった―――。 幸せだった分だけ苦しみがある。 夢が叶った喜びの分だけ、心の傷は深くなる。 だけどきっと、その逆もあるはずだと思う。 今はまだ、辛いだけでも。 いつかきっと、自分の生きる糧になるはずだと、無理矢理にでも考えておこうと思う。 そうじゃなきゃ、私のこの一年が可哀相だから。 笑って笑って笑ってた、年明け。 泣いて泣いて泣くばかりだった、年の暮れ。 悲しい事だらけだった。 たくさん悩んで、苦しんだ。 明日への希望なんて、まだ持てないけれど。 今はまだ、とても、とても、辛いけど。 だけどそれでも思うの。 何も知らなかった、“去年の今”と同じように。 この年、 「私は確かに幸せだった」、って。
分かってる。
取るに足らない些細な事に過ぎないと。 だから敢えて口に出さない。 口になんて、出せない。 カレンダーを毎日眺めて、 首を長くして指折り数えて待っていたところで、 いつもの毎日として過ぎ去っていくだけだと、頭のどこかで分かってて。 それでもどうしてか、何かを期待してしまって。 傷付くだけなのに。 本当に救いようのない馬鹿だと思う。 あれからもう何年経つのだろう?
毎年必ず思い出す事。 思い出す人。 思い出す、幸せだった頃。 何にも変えがたい幸せを、自ら手放してしまった事実。 馬鹿みたいに繰り返した失敗と、それに伴う後悔。 それ以来、毎年決まって思い出す。 忘れちゃいけないって、 あの涙を決して忘れるなって、 誰かに言われてるみたいに。 今年はやっと、そんな気持ちにならなくていいって思った。 あの頃を越える、本当の幸せを見付けられたから。 もう、思い出して、悲しい気持ちにならなくていいんだって。 もう、あの日々を、後悔しなくていいんだって。 でも、最後にもう一度だけ、って思った。 貴方はあの頃と何も変わってなかったね。 その優しさも。あたたかさも。 あの時のままだった。 出会った日の、あの時と。 それがとても嬉しかった。 嬉しくて、ほんのちょっとだけ、切なかったよ。 ちょっとだけ、あの真っ白な雪の降る日々を思い出したよ。 そして、これ以上、縋っちゃいけないって思った。 貴方達にも、あの日々にも。 私が見付けたものが正しいものなのかどうか、今はまだわからない。 ここには何も無いのかもしれない。 最後には、何も残らないのかもしれない。 だけどそれでも、もう振り返っちゃいけないよね。 これからを真っ直ぐ強く生きていくことが、きっと私のすべき事。 自分の為に、貴方達の為に。 それから、あの頃の二人の為にも。 貴方達も、自分の道を歩いてる。 私が出来る事なんて、もう他に何も無いんだよね。 もう二度と、あの雪が降ることは無くても。 笑い合える事は無くても。 どうか元気で。 あの頃。
全てが偶然だと思ってた。 あまりにも嘘みたいな出来事が立て続けに起こって、 目の前の出来事を現実だと捉えるのは、容易じゃなかった。 だから、これは夢なのかなって、 魔法がかかっているのかなって、 そう思い込んでた。 そう信じる方が楽だった。 そうやって正当化して、どこかで逃げてたのかもしれない。 何も犠牲にせずに、幸せにはなれないという事を。 一番恐れてる事を。 『誰かの幸せは誰かの不幸』 だという事を。 でも今は。 夢じゃなかったって、 魔法がかかっていた訳じゃないって、 全ては必然だったと信じたい。 だから。 怖くても。 まるで切り刻まれるように、心が痛んでも。 向き合わなきゃいけない。 どんなに苦しくたって。 自分が選び、望んだ道だから。 後悔なんて、絶対したくないから。 今でもまだわからないよ。
信じることが全てなのか、 信じないことが全てなのか。 傷付かないで済むなら。 苦しまないでいいなら。 それなら、始めから信じていないほうがいいのかなって思う。 それでも信じようと思うのは、 それでも信じたいって願うのは、どうしてだろう? こんなに傷付いても。 こんなに荒んでも。 諦めきれないのはどうしてだろう? きっと、私にはそれしか無いから。 その方法しか、他に生きる術が無いから。 もっと器用に生きれたら…って何度も思ってきたけれど、 私には、これしか無いんだ。 簡単に割り切る事が出来たらどんなに楽だろう…
いよいよ、もうすぐ。
今日は、これまで夢に抱く事すら出来なかった日。 そんな日が本当に来るなんて…、 今でもどこか、信じ切れないでいる。 私はもうすぐ、 誰よりも大切で、 何よりもかけがえの無い、 世界で一番大好きな人と、 肩を並べてバージンロードを歩く。 それが、自分にとってどんな意味を持つのかわかってる。 神様を信じてる訳じゃないけど、 私には、誓うべき事があるって。 それは、 ずっと思い描いていた、 私の“夢”を、 生涯忘れない、という事。 ずっと夢見てたんだ。 大切な人と一緒にいれたら、それでもう十分幸せだって。 側で笑ってくれたら、もっと嬉しくて。 そしてその笑顔を、私があげられたら、それ以上の幸せなんてない、って。 ずっとずっと、そう願ってた――――。 “夢”は叶うと“日常”に変わってゆく。 だから、いつか、この気持ちを見失いそうになる時が訪れるかもしれない。 それでも、忘れちゃいけない。 今、ここにあって、 そしてこれからもずっと続いていく“日常”が、 自分にとってどんなに幸せな事なのか、 どんなに、尊い事なのか。 ずっとずっと、忘れずに、この胸に刻んでおこう。 この先、どんな事が待ってるのか、 どんな未来があるのかなんて、誰にもわからない。 それでも、忘れないよ。 夢が叶った幸せを。 その奇跡を。 こんな私を、愛してくれる人がいるという事を。 二人ならあやまちも悲しみも乗り越えて行ける こんなダメな自分を愛してくれた いつまでも側にいて 支え合って生きて行きたい 巡り逢えた最後の恋 今まで色んな事があったね くじけそうな日も何度もあった 病める時も健やかなる時も 愛し続けると誓うよ song by Safarii 『最後の恋』
自分の心が嫌い。
自分自身を好きになる事。 それが、幸せになる為に必要不可欠な事だと、もうずっと以前からわかってた。 今までも努力してきたつもりで。 だけれど、どうしても、好きになれない。 醜くて。 小さくて。 すぐに怖くなって。 素直になれなくて。 受け入れられない事実を認める事もできなくて。 もし。 知らなければ、幸せでいられたのかな。 気付かなければ、辛い気持ちを抱く必要もなかったのかな。 沸き上がってしまった不安は、どんなに制御しようと思っても、 いつかの心の傷が疼いて、抑えがきかなくなってしまう。 どうして、幸せと悲しみは表裏一体なのだろう? ほら、やっぱり。 “魔法”は解けてしまう。 私に幸せを望む権利なんて、最初から無かったの? ……違うよね。 私が、高望みし過ぎてるだけなんだ。 “心からの安息”なんてありもしないものを、いつの間にか求め過ぎていたんだ。 そうして、大事にしなくちゃいけないものを、 何よりも大切なものを、 傷付けて、自らの手で遠ざけてるんだ。 今から変わる事はできる? もう一度、努力すれば、 今度こそ自分を好きになる事ができる? わからない。 そんなのわからない。 でも。 私の大切なものはここにあるから。 失うくらいなら、どんな不安だって乗り越えていきたいから。 どんなに怖くても。 どんなに勇気がいる事でも。 信じる事が全てだと思うから。 ――愛される事を 望むばかりで 信じる事を忘れないで――
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